プライムニュースで興味を持った先崎彰容著の「ナショナリズムの復権」「違和感の正体」に続く三冊目「国家の尊厳」読了。(今回も図書館本)
納得!の一部
私という存在は、何か特別な特異点ではなく、祖先からの責任を背負い、子孫の将来を思うことで生きる時間の流れの一部にすぎない。「尊厳」とは、この私を尊重せよ! といった個人主義的なものではない。他者から役割をあたえられること、それを果たすことで得られる満たされた心の状態を指しているのです。
個人を集団に溶解するのではない。逆なのです。しっかりとした伝統を足場にしてこそ、個人は自立する。公的な問題に取り組む精神の構えができるのです。
自民党総裁選に出馬した高市早苗議員の国家感、現状分析と政治家としての役割認識に共通する。