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宇佐の酒造家津島屋

昨夜行われた豊の国宇佐塾例会で、この5月に再開される平和ウォークの説明ポイントの一つに、「津島屋本家」が新設されるとの説明があった。津島屋は隣町柳ヶ浦にある㈱民潮酒舗の本家とのこと。帰宅し早々、今戸公徳著「豊の国おおいた今昔物語」をめくってみて、納得!

 

先日お世話になった町内の歯科医は、今戸公徳さんの妹さんと同級、今も親しいお付き合いとのこと。色白の美人だったが、チャキチャキ!よくいじめられた話で盛り上がった。(笑)

 宇佐海軍航空隊跡遺構めぐりガイドブックに紹介される

13 津島屋本家 「総督」 酒蔵跡 (宇佐市江須賀)

津島屋は江戸時代中期からの酒造家だった今戸家の屋号で、この周辺に家屋や醸造場、酒蔵などが並んでいました。 明治末に銘柄 「総督」を売り出し、皇太子時代の昭和天皇が陸軍大演習視察のため宇佐に行啓の際に買い上げ、広く知られる蔵となりました。 昭和20421日の空襲で爆弾が命中し、工場、家屋ともに壊滅しました。残ったのは酒蔵の柱や屋根のみでしたが、強度に問題があり、弾痕がのこる屋根部分を下ろして整備しました。地下には高級な日本酒の貯蔵庫が設けられていましたが、空襲がはじまると防空壕としても使われました。 421日の空襲では、 津島屋本家の人たちなど地下室に退かれた9名が生き延びています。

地下の様子は現地案内板のQRコードから VRで見る事ができます。

下の写真は、今戸公徳著「豊の国おおいた」に紹介される昭和天皇行幸に合わせた「總督」売り出しの津島屋のチラシ。

長洲大正活版所印刷とあるが、現在の長洲小学校前の明治印刷株式会社だろうか?